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【新社会人必見】仕事を失敗するポイントとその対処について

【新社会人必見】仕事を失敗するポイントとその対処について

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失敗経験からのアドバイス

【今回のブログの目的】

仕事を失敗するのは誰でも嫌なものですよね。
私もSEとして25年、管理職としても10年ほどやってきましたが、色々な失敗を経験してきました。

時代が変わってきていますが、人間が仕事やプロジェクトを進めているのであれば、失敗するポイントは変わらないと思っています。

そのため、自らの経験をベースに、皆さんの今後の人生に役立つと思われる経験談や対策を記載します。(特にSEの方には役立つと思います)

今回記載したものは代表的なものだけですが、皆さんのお役に立てれば幸いです。

 

【概要】 

過去に失敗した経験とその理由を簡単に記載します。

 

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失敗した経験とその理由

①仕事に慣れてきて失敗する

特に若いときに数回同様の仕事を担当すると、慣れてきてある程度うまく進められるようになります。
特にシステム構築やプログラム開発というのは、ウォーターフォールモデル等、ある程度「型」があるものが多く、慣れてきてしまうことがあります。
そこで成功体験を過信するあまり、仕事が雑になったり、確認がおろそかになって失敗します。
しかも一度失敗すると直近は気を付けるのですが、いわゆる「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということで、しばらくすると、慣れから似たような失敗することがあります。

 
②思い込みで進めて失敗する

自分の思い込みというのはなかなか治らないことが多く、チームで仕事をしていても同じような環境にいると思い込みも同じになるケースが良くあります。考え方が似てくるのは仕事を進める上ではスムーズにいく良いことなのですが、それが「当たり前」になることがあります。

つまり、「あの人はこう考えるだろう」とか、「このプログラムはこう動くだろう」とか理解したつもりになっているケースがよく出てきます。
一度そう考えてしまうと、なかなか考え直すことができないところが失敗に結びつきやすいところです。

 ③自分の守備範囲外から巻き込まれて失敗する

思い込みに近い部分もありますが、守備範囲外と考えていた部分の変更やミスに巻き込まれて、自分が痛い目を見ることは意外とあります。
例えば、利用予定製品の会社が突然海外メーカに吸収されて使えなくなったり、客先側で契約する予定だったネットワーク回線が利用できなくなったりという事です。
正直これをすべて予見して対処することは難しいのですが、これに巻き込まれると、責任分担をしていて自分の守備範囲外であっても、結局「こちらで何とかするしかない」という状況にもっていかれたりします。

これは影響が大きいだけに、巻き込まれると多大な労力を消費することになるので、警戒しておく必要があります。

 
【具体的な対処(アクションプラン)】 

上記の失敗に対応する私なりのアクションプランを記載します。

 

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倒れてくることを予期した対処が重要

 ①慣れた時こそ振り返りと確認を

慣れてきて「うまくいっているな」と思っているときほど、自ら振り返ることで意外なミスを発見できることがあるものです。特に上流工程(仕様確定や概要設計をしているとき)にそれを発見しておくポイントを作っておくことをお勧めします。
チームメンバーがいるなら、メンバーで振り返りをして、検討した課題や問題点を一覧化したり、一覧にしてあれば見直すだけでもよいと思います。

チームメンバーからは「いまさら」って言われることもあるかもしれませんが、ここで労力を惜しまずに、検討漏れがないか、課題の解決があいまいでないかなどを議論しておくと後で絶対に役に立ちます。

 ②思い込みを防ぐには別の視点をいれる

自分や周囲の人で確認することは当然大事なのですが、それだけでは中々失敗を防ぐことは難しいです。

対策としては有識者によるレビューをするのが一般的ですが、同じような境遇の人(上司や先輩)だけでは防ぐことは難しいです。

そこで、自分がシステム部門であれば、別部署の人、例えば運用部署の人とかメーカーであれば製品部署の人など、「システム部門ではない人」の視点をいれてレビューや意見を求めることが有効です。

極端な話でいえば、家族や友人でも構いません。(秘密事項もあるのですべては話せないかもしれませんが)
とにかく、別の視点というのは、本当に意外な盲点を発見できるので、とても重要な役割を持ちます。

 ③守備範囲外の事柄は過去の経験に頼るのが一番

守備範囲外のことを全て気にしていては、リソースがとても足りませんので、過去事例を参考にしてポイントを絞ってチェックするのが効率的です。
社内でそういったノウハウがたまっていれば問題ないですが、そうではないケースもあると思います。とりあえず、私の経験上からの代表的な対策を記載しておきます。

 ・利用する製品を選ぶときは複数の候補を挙げておく

製品やサービス選定で、候補を複数上げてメリット・デメリットから比較するというやり方が一般的かと思いますが、そういったことがない場合でも、ある程度他の候補に当たりをつけておくことは大事です。
全部細かく確認していたらきりがないので、あたりをつけておくだけでも、万が一の際にすぐ方向転換ができます。

 ・客先など「仕事内容にあまり詳しくない人」の責任範囲には目を光らせておく

別会社の人でも相手がシステムエンジニアなどの専門家であれば、すり合わせさえしておけばきちんと進めてくれますが、特に客先は「ベンダー(委託先)任せ」になりがちです。例えばシステムではNTTなどの外部業者の回線契約をお客様で進めてもらう場合、サービスによっては実際に利用可能となるまで数か月~半年かかる場合があります。客先はそれを理解せず直前に契約すればよいだろうと思い込んでいて、必要な時期に使えないというケースがあります。
そのため、例えば客先側のスケジュールに関してひな型をこちらで作ってあげて、”半年前には回線契約しておく”とか具体的な内容を明記し、定期的にチェックをすると失敗を防ぐことができます。

 
【あとがき】

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毎日朝がくるように当たり前のことを確実に

今回記載したことは、仕事を進めていく上では、「当たり前」と思うことが多いかもしれません。ただ、経験の多い方でも、これを知っていればと思った場面は必ずあったのではないでしょうか。今後多くの仕事がAIやロボットに置き換わることになっていくかもしれませんが、人間が介在する以上こういった経験値からのアドバイスは決して無駄にならないと思っています。
他にも良いアドバイスがあれば私も聞きたいと思います。