【若手エンジニア必見】エンジニアのキャリアには2つの方向性がある
【本ブログの概要】
私は大手(1万人規模)の会社でSEとして大規模プロジェクトに25年関わってきました。おかげ様で管理職にはなりましたが、私より若く出世した人もいますし、定年まで平社員だった人もいます。
その中で「エンジニアのキャリア」について発見したことを今後社会に出るあるいは転職しようとしている「あなた」へ伝えたいと思います。
【マネージャ型とエキスパート型のキャリアとは】
私の会社でのエンジニアは「出世して多くの部下を統率するマネージャ型」と「技術に特化するエキスパート型」があり、それぞれで特徴が全く違うと感じてます。
当然社長とかになる人はマネージャ型ですが、エキスパート型でも出世して技術顧問的な役員になる人もいます。
※備考
ちなみに私はエキスパート型の管理職で、リーダーとしてチームを持っており命令するメンバーはいますが、組織が違ったり、子会社のメンバーだったりするので、部下ではなくパートナーという感じです。
【キャリアアップのための心構えとそれぞれの特徴】
本当にトップになるようなキャリアを積みたいなら、「他人の批判を気にしない前向きなメンタル」をつけることが必要かと思います。
自分がだめだと思ったら「だめだ」といい、主張を曲げず、その時点で嫌われても文句を言われてもめげず、課題を解決しようとすることです。
まずSEは極力これは心がけた方が良いと思います。
でも、なかなかそれを身に着けるのは難しいと思いますので、気にかけるべきコミュニケーション術を、マネージャ型とエキスパート型それぞれで記載します。
・マネージャ型の人
システムエンジニアに限らないですが、周囲の人(客先、上司、部下)への配慮を欠かさないこと。具体的には泣かせるほど厳しいことを言った部下に、飲み会でフォローするとか、何かイベントがあったら職場でプレゼントを渡す企画をするとかです。
(年末には飲み会でもないのに、サンタになってお菓子を配ったり、挨拶にプロレスラーの真似して登場してきたりとすごい上司もいました。)
SEは職人に近いので頑固になりがちですが、キャリアアップする人が「単なるわがままな人」と一線を画するのはこの部分だと思います。それによって個人的な信頼を勝ち取ることで、周囲の人はついてくるのでPJが成功します。
役員になるような人はこのような能力に優れていたので、いわゆる「アメとムチ」とはよく言ったものだと感心しました。
・エキスパート型の人
周囲の人への配慮よりも、技術力による実績で実力を示します。
それには、「論理的な説明力」が欠かせません。
エキスパート型の人も「わがままな人」ではありますし、周囲への配慮が少ない分、個人的には好意的に見えない方も多いです。
しかし、「論理的な説明力」が半端ないので、聞いている人は実力を認めざるを得ません。そのため、個人的に社長に呼ばれて会社全体のルール作りをしたりとか大きな仕事を任されるケースを見たことがあります。
そういう人は、好きなもの(技術や知識)に貪欲なので「外部との交流」のようなものにも積極的に参加してました。
つまり、多くの情報に触れて、それを自分の血肉になるように整理して人に説明できる能力「読解力と表現力」といえるかもしれませんが、そういう能力をつけることかと思います。
【あとがき】
今回勤続25年をふまえて、改めてまとめてみました。
当然この考え方に反論のある方もいると思いますが、嘘偽りなく自分の25年の経験と感じたことを記載しています。
一人でも多くのSEが世界に羽ばたくことを期待します。
皆様はどうお考えでしょうか。