投資とお金の基礎知識(投資とそれだけに頼らない資産形成)

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【電子決済への安全な関わり方】現金派のあなたも無視できない時代のセキュリティ

【本ブログの概要】

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誰でも電子決済を行う時代が来ている

電子決済(クレジットカード、xxPAY等)が数多くあるが、セキュリティを考慮するとどういった関わり方をしていくのが安全だろうか

今年度中にも、「デジタル通貨で給与が支払うことが可能」となるように政府が検討していますので、”現金派だから関係ない”と考えているあなたも無視できない時代です。

そこで、電子決済の各方式の特徴とそのセキュリティに関してシステムエンジニアファイナンシャルプランナー資格をもつ私が極力簡単でかつ安全な電子決済への関わり方を考えてみました。

ぜひお付き合い頂ければと思います。

 

【本ブログにおける電子決済とは】 

まず、このブログ上での電子決済の定義をここで行います。
様々なページに色々記載してありますが、一般的に多くの方が使う以下の3つに絞ります。
①クレジットカード
電子マネーSUICA等)
QRコード決済(paypay等)
いかにその特徴を記載し、各特長から考えうる簡単な対策を記載します。

 

【各電子決済の主な特徴】

 

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色々な決済方法があります

①クレジットカード
決済方法:専用の機械で磁気を読み取り、暗証番号を元に決済する。
決済の特徴:後払い方式

 

電子マネー

決済方法:非接触型の端末にかざす(近距離無線通信:NFC)

決済の特徴:事前チャージのため前払い方式

 

QRコード決済

決済方法:店側が用意した専用QRコードをカメラ読み込むか、客側のアプリで表示されたQRコードを店側が読み込む

決済の特徴:クレジットのような後払いも、事前チャージも選択可

 

電子マネーは一部後払い方式もあるなど上記の特徴と全てが一致するわけではありません。ただ、種別を簡易にするために「主な特徴」のみ記載してます。

 

【セキュリティ対策】

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各決済方法に適した対策をご紹介

セキュリティとしては、ウィルス対策ソフトのような「デジタルなもの」だけではなく「アナログ的なもの」も存在しますので合わせてご紹介します。

 

①クレジットカード
・専用口座を作り、一定額しか入れておかない
クレジットカードは基本的に「金融機関の口座」と紐づけて使います。そのため不正利用で、最悪その口座のお金を全て失う可能性もあります。クレジットカード専用の口座をつくって、一定額しか入れておかないことを推奨します。

・カード裏に署名し暗証番号を定期的に変更する
クレジットカードの防波堤はサインと暗証番号です。署名しておくことで店員が確認し、暗証番号で本人を確認します。少額であれば不要なお店もありますが、必ずやりましょう。

・利用したら通知がくるようにする
どんなに注意してもスキミングや買い物先での情報漏洩がないとは言い切れないので、不正利用された場合に通知が来るように設定しておく。これにより早期に気が付き最小限の被害で済みます。

 

電子マネー
・チャージ金額を一定額に抑える
電子マネーは一度チャージしてしまうと、カードがあれば基本的に「認証なし」で使えます。そのため「被害を最小限」にするため、チャージ金額は一定額に抑えておきましょう(普段使いで1週間程度で利用しきれる額にしておくとか)

 

スマホのフリーな通信(wifi,NFC,bluetooth)は必要最小限にする
SUICAなどの「FeliCa」型はセキュリティが固いので、これらの無線通信で問題になったという情報は見当たりませんでしたが、基本的には「4Gなど基本通信」以外の「フリーな通信」は極力停止していた方が良いです。「スマホにロック」をかけて「アンロックされた場合のみ利用可」で対応するとCOCOA(コロナ対策ソフト)のようなアプリの利用は妨げないので便利かと思います。

 

QRコード決済

 ・信用のあるQRコードを利用する
QRコードは紙でも印刷できるため、どこでも掲載できます。
そのため、まずは信用のあるお店やサイトで利用してください。
正体不明の紙やメールに表示されているものを興味本位で開かないように。

・接続先のURLあるいはページを確認する
QRコードは基本的に特定の接続先へ誘導されますので、URLを確認するあるいは自動で開いたそのページ自体が想定通りのページか確認してください。

 

・ウィルス対策ソフトを導入しておく
最悪誤ってスマホに不正なプログラムを導入されても、ウィルス対策ソフトにより最後のガードをかけておくことが重要です。今は無料で利用できるものもいくつかあるので入れておくことを進めます。

 

・前払いならチャージ金額を一定に、後払いなら口座は別にしておく
これはクレジットと電子マネーの時に記載した通りです。決済に応じて対応しておきましょう。 

 

※ご参考

その他セキュリティのポイントは別のブログにも記載してありますので
ご参照ください。

bluesky3515.hatenablog.com

 

【あとがき】 

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忙しいのにそんなことまで気にしてられない気持ちもわかります

私自身もすべての電子決済をお店やネットショッピングに応じて使っていますので、上記の対応は一通りやっています。ただ、セキュリティと利便性は相反しますので、面倒だと思う方もいると思います。「口座は別」「チャージは一定額」だけでも実施すれば、リスクは減少し毎回の支払いやスマホの設定などは気にしなくてよいので実施してはいかがでしょうか。