【投資?投機?】株式投資 とFXや仮想通貨投資の考え方の違い
資産形成する方法としては株式や不動産などの投資もあれば、FXや仮想通貨に投資する人もいると思います。 私はどの方法に関しても特別に好き嫌いがあるわけではありませんが、FP資格と金融SE25年の経験保持者として自分なりの考え方をもって対処してます。 あくまで私の考え方なので、絶対に正しいというつもりはありません。 ただ、投資初心者で何もわからず手を出してしまうと、大きな損失を出すと思います。まとめとして私の手法も記載してますので、最後までご覧ください。
1.各資産形成方法の特徴
(1)株式投資 について 株式投資 は、会社が利益をだしてその一部が「配当や株価上昇」として私達株主に還元されることで私たちも利益を得ます。インデックス投資 は会社単位ではなく「日本経済全体」とか「アメリ カ経済全体」が今より発展することを前提に投資をしていることになります。
(2)FXについて 為替の差益を狙うものですので、直接経済活動が結びつくものではありません。(為替の値動きには経済活動は結びつきますが) 原則的に、誰かが「損した分」を「得した人と取引会社の手数料」で相殺されるものですので取引会社除いた参加者全体でいえば、必ず損をします。 しかしながら昨今は自動売買で素人でも利益を出せるような取り組みも進んでいるようです。 (3)仮想通貨について 2021年時点では経済活動に使われることは殆どありませんので、FXと同様に誰かが「損した分」を「得した人と取引会社の手数料」で相殺されます。 しかしながら、「未来に価値が上がるかも」という期待が大きいことがFXと大きな違いです。まだ未成熟な市場なので先行者 が有利な市場でもあります。
2.資産形成への私の考え方
(1)株式投資 について 全世界でいえば、経済成長余力は大いにあると考えています。アメリ カの技術力での発展だけでなく、アフリカなどの新興国 やインド、東南アジアなど人口構成も若く発展する市場はたくさんあります。そのため、株式投資 は個別株で利益を出すのは難しいかもしれませんが、ETF や投資信託 で国や地域単位の成長に投資していけばリスクよりリターンが大きいと考えます。
(2)FXについて 今や自動売買や色々な書籍にも「利益手法」が記載されており、ゼロサム ゲームではないという書き込みも見られます。 確かに、中央銀行 とか大きな会社も為替取引しますので、一定の知識と損切ルールなどを決めておけば個人レベルで利益は出るのかもしれません。しかし参加者は手数料分、ゼロサム ゲームより悪い状態で取引していることは確実です。 趣味やかけ事の一つとしてやる分には、他のものより期待値は高いですし、自分所有資産の逆相関を考慮したヘッジとかそこまで考えるなら良いとは思います。 ただ、これをメインに「長期の資産形成」としてやるのは厳しいと思います。
(3)仮想通貨について これもFXと同じ理由で、参加者不利な条件の取引です。ただし、2021年時点では「期待値が損を上回る」状態だと思っています。ビットコイン は2021/3現在500万程度で、将来は4000万になるともいわれます。以前は数十万だったのでその時から持ってた人は億万長者ですね。 ただ、他のものにとってかわられて価値が皆無になる可能性もあります。 例えば、「中央銀行 デジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)」というものがあり、実際中国では実用レベルに近づきつつあります。 従って将来の可能性としてビットコイン が他より価値があると考えるなら投資すればよいですし、他の仕組みが勝つと思えばやめた方が良いです。
まとめ
上記の通り資産形成の手法に関して考え方を記載しました。①株式投資 は経済の成長に投資する ②FXは不利な取引のためやるなら趣味程度に ③仮想通貨は不利な取引だが先行者 有利のため可能性への投資 という感じで私は考えています。 従って私は ・将来的に世界経済は成長すると思うので①で全世界投資信託 をメイン ・SEなので仮想通貨の可能性を信じて③を資産全体の2~3%購入 という感じにしてます。 皆さんも自分なりの考えで投資を続けてみてください。