ヘルステックの概要とこの分野への関わり方(おすすめアクションプラン) 青空日記(2020年 6月15日)
【このブログの特徴】 日々のニュースから気になるものを選択し、自分なりの考察や解決案を記載しています。皆さんの問題解決の参考になれば幸いです。
ヘルステックの概要とこの分野への関わり方(おすすめアクションプラン)
【今回のこのネタを記載することにした理由】
コロナ後の世界として、前回コロナの治療薬やワクチンをとりあげた。
今後、ますますITと医療が重要視されてくるなかで6Tech(シックステック)のうち
ヘルステックは全世代に深く関係するものであり必要な知識をまとめておくことは、人生を有利に進めることができると考える。
「ヘルステックを知っておくことで有利な点」
・自分が病気にかかったり、健康維持するための通院リスクを低減できる
・若い人にはこれからの成長分野であり、就職やスキル形成の参考になる
・中年以降には、親の介護あるいは自分の介護のための選択肢が増える
(2025年問題対策)
※2025年問題とは
団塊の世代が2025年ごろまでに後期高齢者(75歳以上)となることにより、医療費など社会保障費の急増が懸念される問題
超高齢化社会により医療や介護費用や人員不足が懸念される
【概要】
①ヘルステックとは
ヘルスケア×テクノロジの略。
フィンテック等と同じ造語。
病気の診断、予防などや介護も含めた
「医療サービス」全般をICTを活用して
提供するもの。
②具体的な内容(どんなものがあるか)
・電子カルテ
医師の診察記録をコンピュータ上に登録して
一括管理するもの。
新しい病院はほとんど電子カルテだが、
全体では導入コストが高いこともあり
紙のカルテのままの病院の方が多い。
(厚生労働省の平成29年度データだと
一般病院46.7%,一般診療所41.6%の普及率)
・遠隔医療
遠隔でレントゲンなどの画像のやり取りをする
「遠隔画像診断」や患者とリモートで
やり取りする「在宅医療」などがある。
・ヘルスケアアプリ
コロナで話題となった、健康管理アプリを含めて
スマホアプリはもちろんだが、
ウェアラブル端末を利用して、脈拍などの
情報を元に健康状態を
管理するような仕組みもある。
【私の考え】
上記の通り、色々な技術やサービスがあるが、若い人と中年以降ではこの分野に対して
かかわり方が異なると考えている。
一般論だが理由としては以下の通り。
・若い人は自分自身が健康な場合が多く、この技術を自らの健康に利用するより、提供する側になるケースが多くなる
・中年以降は自らの健康維持や親の介護など、実際にこのサービスを利用する側になるケースが多くなる
と考えられるためである
そのため、私なりに、若い人と中年以降でとるべきアクションプランを考えてみた。
(1)若い人向けのアクションプラン
①ITに関する技術や情報を常に最新化しておく
今後、一般人向けのサービスが注目されるためアプリ、AI等を活用した「ヘルスケアサービス」が次々と登場すると思われる。
そのためのプログラミング能力なども大事だが、今後は5Gなど新しく導入される技術もでてくるので、日々技術に関して情報収集をしておくことが重要である。
特に、医療は大規模なデータを扱うことが多いため、いざサービスを考えるときにプラットフォームやNWインフラなどはどんなものがあるのか調べておくことをお勧めする。
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※5G含めての最新技術やヘルステックに関するコラムも掲載されている
②ITが苦手な人は医療や介護の知識や経験を記録しておく
医療や介護分野の知識や経験も非常に重要になるため「IT関連は苦手」という人は、現場のスキルや経験を積み上げて、記録しておくことをお勧めする。
例えば、現場で役に立ったアイテムやスキルをケースごとに記録しておくと、今後ITサービスを考える人にとって、重要なデータとなる。
そのため、うまく協業すれば、ITが苦手でもヘルステックで収益を上げることができる。
③ヘルステック企業に投資する
特に医学は研究や承認に時間がかかるので、すぐに結果が出ない場合もある。
そのため短期的、かつ個別企業への投資は難しいが、長期的にこの分野への
投資をしておく。
具体的には、ヘルスケア企業を集めた投資信託などに、NISAなどで積み立てて購入していく。
(2)中年以降向けのアクションプラン
中年以降の関わり方として特に重要だと考えるのは、「正確な情報を得る」ことだと考える。
理由
・ヘルスケアもITもどちらも専門的な用語や技術が多くて一般向けでないこと
・ネット上の情報収集に関しては若い人ほど慣れてないため、
正確な情報を得るのが難しいこと
・昔から医療関係には、弱者を食い物にする、詐欺まがいの手口が多いこと
ではどうすればよいのか
①厚生労働省のページから情報を得る
日本では、厚生労働省が医療や介護などを管轄しているので
その情報が正確な情報源となる。ここでは、用語の説明などもあり
テーマ別に探せるので便利
また、「医療ネット」で病院の一覧も出てくるので、適切な病院を
探すこともできる。
■厚生労働省のホームページ(テーマ別)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/index.html
②査閲の通った情報を入手する
新聞あるいは書籍に関しては、必ず編集長など「一定の有識者の査閲」を通った形で情報が出てくる。そのため、明らかに読者に不利益になるような情報や誤った情報が含まれてくる可能性は少なくなる。
そのため、自分が必要とする知識を新聞や書籍などから入手するようにする。
【あとがき】
今回は、ヘルステックを調べてみて、まだまだ奥が深いと感じました。
私自身は金融関連のインフラを中心としたIT技術者なので、ヘルステックの専門家から見たら、まだまだ情報不足なのかもしれない。
しかし、完全な専門家ではないからこそ、客観的な観点で記載できたのではないかと考えている。
別のブログでも書いたが、祖父や親族に医者が多いこともあり、医療にはとても興味があるので今後も調べて、有用な情報があれば紹介したいと思っています。
皆様はどう思いますか