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【無料3分講義】投資するなら理解してほしい、仮想通貨イーサリアムの基礎

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イーサリウムとは何かを学ぶ

仮想通貨イーサリアムが最近話題となっています。
他のサイトにも色々詳しく説明されてますが、そもそも仮想通貨とかブロックチェーンとかしらないとわかりづらいと思います。
投資初心者向けに、金融SEでFP資格を持つ私なりに咀嚼して簡単に説明しています。最後に、私なりのイーサリウム投資への意見も書きましたのであなたの投資の考え方に活用してください。

イーサリアムとは

まず、イーサリアムはアプリケーションのプラットフォームの名称であり、その中のサービスを利用するための内部通貨がこの仮想通貨であると考えるとわかりやすいです。
現実の通貨とやり取りもできますが、ゲームのドラクエドラゴンクエスト)で考えると
 ・「ドラクエ」という世界が「イーサリアム
 ・「ゴールド」が「内部通貨Ether(イーサー)」
という感じです。この内部通貨を通称でイーサリアムと呼んでます。

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特徴

ビットコインと大きな違いとしては以下のような特徴があります。

①発行枚数に上限がない
②アプリケーション開発や利用に特化している

以下に簡単に説明を記載します。

①発行枚数に上限がない
ビットコインは2100万と決まっており、一定周期でマイニングした人(取引を記録してくれた人)への報酬が下がりますが、イーサリウムにはそれがありません。つまり取引するつど枚数が増えます。希少性が減りますがビットコインのように高騰せず安定した価値を提供できる可能性があります。

②アプリケーション開発や利用に特化している
ゲームとか音楽配信とか色々なアプリが比較的容易に作成できる環境が準備されているのが特徴です。その中で内部通貨であるイーサリアムが使えるので、開発者とユーザが直接仮想通貨でサービスとお金をやりとりできます。
しかもビットコインが1取引に10分程度かかるのに対してイーサリウムは15秒程度と短時間に処理できるので、利便性にも配慮されています。
従って、ビットコインのように「お金の保存や投資のため」のものでは本来ありません。

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将来性について

アプリの開発者も利用も途上であり、イーサリアム自体も改善を随時進めているという段階です。
しかし、世界中でアプリ開発が進んでおり、マイクロソフトなどの有名企業も参画してます。また、イーサリアムをベースにした仮想通貨も多くできていることからも、将来性は高く評価されています。
仮想通貨としての価値が、ビットコインに次ぐ規模を持つようになり投資対象として見られることが多いですが、ネット時代の新たなサービス提供、支払いの仕組みとして注目すべきものです。

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投資の観点

現時点では、投資という観点ではまだまだ、値動きが激しく、ビットコインのように総量がきまっていないので、価値が薄まる可能性は否定できません。ただ、私はビットコインよりも将来的には安全な資産になると思っています。理由は「利用されることを前提に作られているからです」

ビットコインは「値上がりするから投資されている」のであって利用されるためではありません。したがって値上がり期待がなくなれば投資家は株式など別の値上がり資産に資金を移動させ、存続自体が厳しくなります。
しかし、イーサリウムは値上がりしなくても一定価値で音楽配信やゲームで利用できるなら将来も存続されるからです。

まとめ

同じ「仮想通貨」でもビットコインとは違う「ツール」的な側面が強いことが多少は理解いただけなのではないでしょうか。
現在世界中の企業がこのプラットフォームである「イーサリアム」を利用しようとしています。SEとしては、開発者と利用者を近づけてくれるこのツールの価値は大きいと思いますし、応援したいと思っています。
ただし、投資対象としては仮想通貨全体がまだまだ未成熟ですので、リスク許容度を慎重に見極めて投資をしてください。