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青空日記(20200430) コロナ環境でも混雑する実店舗(金融/IT)

【このブログの特徴】

 日々のニュースから気になるものを選択し、自分なりの考察を書いて

 紹介するものです。

 

日本の銀行窓口は混雑。背景には平日に時間が取れるようになり、ネットバンキング普及が進め切れていないこと

 

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銀行の建物

【概要】

日本の銀行窓口は緊急事態宣言後も場所によっては混雑している店舗があるという。

その背景にいくつかの要因がある

 http://www.asahi.com/business/reuters/CRBKCN22A0D4.html

 

・平日に時間が取れるようになった

 平日に時間が取れるようになると、元々窓口に行かなかった人がいけるようになる。また、家の整理など今まで気にしていなかった口座なども出てきたりして、窓口に行くようになる。

不要不急だと思われるが、銀行側では判断できないので、そういった客にもサービスは提供せざるを得ない。

 

・ネットバンキングが進み切れていない

 ネットバンキングを推進してはきたが、高齢者や主婦でもIT技術に疎い人たち、つまり「今までも窓口に来ていたような人々」に急にそれを教えても使えないし、そういった教育も日本ではしてきていない。

まだまだ、根強い現金利用もあることから、窓口業務が混雑している。

 

※参考情報

各金融機関の窓口情報をまとめたサイトがあったのでリンクしておきます。

https://ginkoukeicashingnaca.net/2020/04/09/post-4140/

 

 

※コメント
金融機関側も窓口での業務では、ネットにはない利点(いろいろな金融商品を話の流れで進めることができる等)もあったことから、なかなか進み切れていなかったのだと思われる。(昨年来ニュースになった郵便局の例がまさに該当する)

 

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銀行窓口で相談する人々

【私の考え】

ネットバンキングは「難しい」「危険」と考える人がいるから、現金が使われる。
ブログをご覧いただくような方々には、なかなか考えづらいかもしれないが、
実際にそういう話はよく聞く。

私もシステムに関してはプロとして長くSE経験があり、情報処理のセキュリティ資格も保有しているが、当然ネットバンキングであってもセキュリティが100%安全などという事はない。

しかし、現金はそれこそ名前も書いてないし、盗まれればそれまでだし、だまし取られることもある。それ以上に、実店舗での手続きには時間がかかる。
つまり、実店舗にもネットバンキングにも「一長一短」あるのだが、変革を好まない日本人にはまだまだ、実店舗・現金利用が好まれる傾向に見える。

 

また、時代は効率化のため、AI・自動化などで極力人力を排除する方向になっている。
しかし、今回のようなケースは、効率化だけを考えてはいけないのではと思われる。
人命が関わる以上、ライフラインとなる業務には、利用客に安全で簡単に使ってもらえるように多少コストをかけても良いと、考えていくしかないのではないか。

 

そのため、自分にできることは、これから出てくる新サービスでは、「コストがかかっても、より安全なもの」を使うことで、少しでもそういった方向に社会が進んでいくように行動しようと考える。

 

【あとがき】
今回のコロナ環境は我々が今まで、「考えていたけど後回しにしていたもの」が浮き彫りになった。そのため、こういった情報を集めて自らの考えを整理して、自分なりの答えを出して、行動していくことが必要になると思われる。

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