投資とお金の基礎知識(投資とそれだけに頼らない資産形成)

投資とそれだけに頼らないお金の貯め方増やし方を解説

70歳まで働く世界の中心で叫ぶ(FP視点での仕事のススメ)

 

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70歳まで元気で働ける時代


私達は今、未曾有のコロナ環境下にいます。元々年金2000万円問題があり、老後資金が不足と言っている中で、コロナで結婚や出産率も低下して、さらに日本は老後が厳しい状態にあります。
従って、私たちは「70歳まで働く世界」の中にいるという事です。そのことを認識したうえで、今から特に若い方が仕事で実践した方が良いことを以下のポイントでまとめてみました。
1.「自分といえば何」というスキルを身に着ける
2.職場では何でもやってみる

FP資格を持ち、1万人以上の大手企業の管理職で金融SEなのでお金の管理や経済状況についてはある程度の知見があります。そのため皆さんの今後に役立つ情報になると思いますので最後までご覧ください。


1.「自分といえば何」というスキルを身に着ける
会社員であれフリーランスであれ、自分をアピールしなければ仕事はもらえない時代です。コンビニは既に無人店舗を導入してますし、自動運転もいずれ実用化され、単純作業はITにどんどん置き換えられます。残念ながら、そんな中でも何十年と稼いでいかなければいけないのです。そのためにも、自分の核となるスキルを身に着けることがまずは重要です。
ポイントは以下の3点
①自分の好きな「稼げるスキル」を選ぶ
②継続してそのスキルを勉強する
③勉強した成果として資格を取得する

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①自分の好きな「稼げるスキル」を選ぶ
ネットで「稼げるスキル」で検索すれば「プログラム」「ライティング」「マーケティング」「営業能力」等色々出てきます。難しいのはその中から好きなものを選ぶこと。やはり、できないと面白くはないので、大学時代に学んだことやバイトでやったことがあるようなものが最初は興味が持てると思います。

②継続してそのスキルを勉強する
ここが一番難しいところです。「継続できる勉強方法」を自分なりに探すことが重要です。強制的に自ら追い込んだ方が力が出せる人は有償スクールに通う。自分のペースが得意な人は本やネットを参考にしながら通勤電車や朝活で勉強する。身に着けたいスキルやあなたの性格によって、色々やり方はありますので、自分に合った方法を試行錯誤で試していきましょう。

③勉強した成果として資格を取得する
インプットだけだと自分の能力がどの程度向上したのかわかりませんし、人に能力を説明するにも客観的な実績を作れるので資格はおすすめです。
同じ能力であれば、必ず資格を持っていればあなたが選ばれますので、昇進などにも直結します。会社員であれば昇進すれば給与が増える上に、厚生年金も半分は会社負担で増えますから、老後資金としても大きく違います。

一つ資格を取るとその喜びが次の勉強の意欲を作ってくれるので、良い循環が生まれて次の成長につながります。最初はきついかもしれませんがまず一つ何か頑張って資格を取得してみてください。

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2.職場では何でもやってみる
とにかく自分に与えられた環境で最大の成果を上げるため、まずは何でもやってみることをお勧めします。ある意味「チャレンジ」という側面もありますが、「謙虚に受け入れる」という側面もあります。どうしても人は「言われた仕事をやるだけなんて・・・」というネガティブな先入観をもって対応しがちです。しかし実際にやってみると自分の思っていたことと違う部分も数多くあり、そこで対応できるスキルは他のどんな仕事をするにもきっと役立ちます。資産運用をするときにも想定外の事態に対して、情報を集めて臨機応変に対応する、スキルはとても役立ちます。

また、やってみると意外な魅力や成長へのエッセンスにも気づけたりするものです。
私も47歳までジョギングなんて辛いだけと思っていましたが、実際にやってみると「達成感」が病みつきになって、毎月100km走るようになりました。人間なんてそんなものなので、まず何でもやってみましょう。

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最後に

「人生は時間でできている」と言われます。あなたが25歳で稼げるスキルを身に着けるのと、40歳で稼げるスキルを身に着けるのでは、「稼げる時間」が全然違います。また、残念なことに時間は戻らないので、今30代の人は20代に戻ることはできません。しかし、私のような48歳からみれば30代は全然若いですし、つねに「今が一番若い」のですから、今から始めていきましょう。どんなことでも、成功にはそれしかありませんし、お金は特に複利効果が高いので、時間を味方につけるためにも、早めにスキルを身につけ資格を取っていきましょう。


※ご参考
私の主な資格取得歴
22歳 情報処理第二種(現基本情報)
24歳 情報処理システムアドミニストレータ(今はありません)
   Oracleシルバー(現ブロンズ)
31歳 HPシステムアドミニストレータ
38歳 情報処理応用情報技術者
41歳 情報処理プロジェクトマネージャ
42歳 ファイナンシャルプランニング3級
43歳 ファイナンシャルプランニング2級
   情報処理セキュリティマネジメント
44歳 メンタルヘルスマネジメント(セルフケア、ラインケア)

【老後資金が心配な人へ】いまさら聞けない年金の基礎

 

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余裕のある老後生活に向けて

ネット上にもリベ大とか色々な情報があるので、細かく知りたいなら調べても分かることもありますが、ここでは、まず知っておくべき基礎を短時間で学べるようにFP資格保持者として入門編を書いてみました。
老後資金が心配な方はまず基礎となる部分を抑えましょう。そこから気になる部分を細かく調べればよいのですから。

1.年金概要
基本的にはこんな感じ
(1)国民年金の種類
 種類は以下の3種類
  第一号:自営業、学生、無職
  第二号:会社員、公務員
  第三号:第二号の被扶養配偶者(専業主婦等)
 年金の構造は3階だて
 ・1階:国民年金(全員)
 ・2階:会社員なら厚生年金、自営業なら国民年金基金
 ・3階:確定拠出年金(iDeCo等)
 
 ポイント1 基本的に会社員・公務員には手厚い
  ・第二号は厚生年金保険で国民年金を含んで収める
  ・第二号は保険料は事業主と従業員が半分ずつ
   (育児休業中は子が3歳まで免除
  ・第三号は保険料負担なし

 ポイント2 自営業には収入などにより免除がある
第一号向けにも申請すれば収入などにより4段階の免除(全額、3/4、半額、1/4)もあるのでぜひ確認しよう。これは会社員にはない制度なので、うまく活用しましょう。

(2)各年金の給付についての特徴
 ①国民年金
 ・年金額は物価や賃金の状況に応じて変化する
 ・繰り上げや繰り下げで年金額がかわる
 (繰り上げ月数×0.5%減、繰り下げ月数×0.7%増)

 ②厚生年金(第二号のみ活用可)
  ・給与に応じて年金額は変わる(沢山稼いでいればその分もらえる)
  ・60歳以降も働くと月収に応じて減額(あるいは停止)される
  ・加給年金(年金の家族手当のようなもの)がある。
 
 ③付加年金(第一号のみ活用可)
  ・月額400円を追加で払うと将来200円×負荷年金を払った月数増える
 →納付した保険料...19万2,000円(400円×480カ月【12ヵ月×40年】)
  受給年金額(年額)...9万6,000円(200円×480カ月【12ヵ月×40年】)
 つまり年額96000円増えるので2年で元が取れる。
 
 ④国民年金基金(第一号のみ活用可)
  ・掛け金が社会保険料控除になるので、税金が軽減されます
  (軽減額は年金基金のホームページで確認するとよいです)
   https://www.zenkoku-kikin.or.jp/

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最後に

給付の特徴で記載した通り、物価にも配慮してくれるし、会社員なら厚生年金で企業が、自営業なら付加年金や国民年金基金などで税金の軽減や国の補助がうけられる。そのため、老後資金を考えるなら入らないと損です。さらに、収入や状況により、免除期間や給付が増えるものがあるので確認して必要な手続きをしよう。
特にフリーランス個人事業主やるなら、勉強しないと誰も教えてくれないので、制度を十分確認することをお勧めします。

国があてにならないと考えるなら、自分で貯蓄でもよいですが、国の後ろ盾で価値を担保されている「円」を稼いでいるなら、そこは信用して年金を老後資金として確保しておく方が得だとは思いませんか。

 

【仮想通貨のご紹介】初心者向けリップルの概要と主な特徴

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リップルってどんな仮想通貨?


【今回の記事の目的】 
最近仮想通貨の値上がりが激しく、投資家の間でも注目されています。その中でも3大有名仮想通貨がビットコイン、イーサリウム、リップルです。その中でも最近(2021/4時点)で話題・爆上げ中なのがリップルです。ビットコインは資産価値保存として、イーサリウムはアプリケーションを動かすための通貨として有名ですが、リップルは他の仮想通貨とは一線を画すものです。内容は極力簡単にしてあるので最後までご覧いただけると概要はつかめるのではないかと思います。

リップルの概要】 
①仮想通貨としてのリップル
発行上限は1,000億枚で全てのXRPが発行済みです。
ただし、リップルリップル社が全体の半数以上である630億枚を保有しており、サーバの運営も行っています。また取引承認に関する特権も持っています。つまりリップルは中央集権的な仮想通貨であると言えます。ここが一番他の通貨と異なります。他の通貨はブロックチェーンと呼ばれる仕組みと世界中の人たちが「マイニング」とよばれる承認行為をすることが有名ですが、それを使ってないのです。

リップルの目的
リップルを利用する主な目的は「送金」と「ブリッジ通貨」となります。具体的には

・送金
 通常国際送金する場合は数千円の手数料(金融機関に払うお金)がかかりますが、リップルであれば送る金額によりますが数十円とか数円とかで送金できます。

・ブリッジ通貨
 他の通貨に交換するための、「橋渡し=ブリッジ」という事です。
例えば円をドルに換える人しかいなければ単純ですが、ドル、ユーロ、リラ、ウォン…と変換する人がたくさんいると送る側は大変ですよね。だから間にリップルを橋渡しさせることでその手間を省くのです。ただし手数料が高ければだれも使いませんので安く設定されているのです。 


③システム的な特徴

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リップルは送金のための通貨

送金スピードが速いのが特徴です。リップルでは決済までにかかる時間が約4秒と言われています。ビットコインが10分程度かかると言われてますので、早さでは圧倒してます。

これは、リップルブロックチェーンを利用しない「中央集権的」なシステムだからです。色々なところで計算されるより、一か所でまとめて計算した方が早いのはイメージとしてわかりやすいと思います。

 

【現時点の状況】 
現時点(2021/4)では、送金やブリッジ通貨としてリップルを使うというよりは、仮想通貨として値上がり期待での購入がメインです。ビットコインもイーサリウムも同じですね。
仮想通貨は、デジタルゴールドとよばれるように「インフレ時に既存通貨の価値が下がったとき」の防衛という考え方に依存しています。今はコロナで各国中央銀行がお札擦りまくってるので既存通貨の価値がさがるリスクへの対策ということです。

 

リップルとの付き合い方】 

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リップルという仮想通貨との付き合い方

まず、仮想通貨全体に言えることは、他に有力なデジタル通貨が出てきたら暴落する可能性があり、誰もそれを支えてくれないことにあります。したがって、なくなっても良いくらいの金額(資産の数%とか)にするべきです。

その上で、資産価値としての仮想通貨を考えて投資するならビットコインの方が優れていると思います。理由は希少性が高いからです。2100万枚と1000億枚という数とリップルは中央集権的な通貨ですので、リップルは「一部の人の意思により操作される」可能性があるからです。

それでもリップルには「高速に送金できるブリッジ通貨」という特徴はあります。金融SEを25年やっている私からすると、海外への送金には現在も高い手数料が必要で、それを絶対に必要な人々がいますので、新しい仕組みにうまく取り入れられれば、実用性はあるのではないかと考えて投資をしています。

 

【あとがき】
今回は、リップルに関して色々調べて記載してみましたが、ネット上には色々「玉石混交」な情報があって、金融やIT知識のない人が見たら誤解するだろうなと思う記事もたくさんありました。私自身も勘違いしていた部分も多かったので今回まとめてみてとても勉強になりました。皆さんも色々な記事を読んでみて知識を増やして「次世代の通貨」になりえる仮想通貨をより理解していくと良いと思います。

【投資初心者向け】貯金にもリスクがあることを意識しよう

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投資や貯金のイメージ

 【概要】

ご存じの通り、投資には「資産額が減る」というリスクがあります。しかし残念なことにFP資格を持つ私から見ると、貯金のリスクを知らない人が多いと感じます。

貯金のリスクを明確にするためにもまず投資のリスクを改めて明確にしたうえで、貯金のリスクに関しても記載します。

最後まで読めばそのリスクがどいうものか、さらに対策まで分かりますので、お付き合いください。

 

 

【投資のリスクとは価格の変動】

残念ながら投資商品格は基本的に「元本保証されない」ものが殆どです。したがって、価格が上がるときもあれば下がるときもあります。

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日経平均2019-2021

資料は 2021/3/18時点の日経平均株価のチャートです。2020年1月には24000円程度でしたが、コロナ拡大時の2020/3に16000円台まで暴落。その後上昇し2021/3時点は30000円程度になってます。つまり、2020/1時点で日経平均に連動した商品を100万持っていたとすると、2020/3時点で売ったら、66万程度、逆に2021/3時点で売ったら125万程度まで値上がりしていたことになります。
結果を見れば、買うタイミングと売るタイミングが重要ということですが、これをあてるのはプロでも至難の業。そのため多くの人が投資には「価格変動のリスクがある」と考えるのです。

 

【貯金のリスクとは価値の変動】

貯金は価格的には減ることは、基本ありません。1金融機関1000万までのペイオフさえ守っていれば銀行がつぶれても保証されます。ただし、価格が同じでも価値が下がることがあります。

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消費者物価指数総務省資料)

資料は総務省が出している消費者物価指数です。つまり物の値段の推移がわかります。1970~1980年までは10年で物の値段が2倍に上がったことを示しています。
つまり、100万円もっていても、10年後には今の50万円分のものしか買えない。つまり、日経平均コロナの暴落より大きな損を貯金によって受けることになります。

最近30年くらいモノの値段が大きくあがらなかったので、意識されなかったと思いますが貯金の最大リスクはこの「価値の変動」にあります。
現在は金融機関に預けてもほぼ利子はつきませんので、貯金だけでは資産を守ることはできないのです。

 

【貯金のリスクに対する対策】
一言で言えば、「貯金以外の商品を持つ」ということが重要です。
基本的に物価が上がれば貯金以外の商品も上がっていきますので、その商品で自分の資産価値を守るという事になります。

 

リスク許容度と資産に応じて以下のような対策が有効だと考えます。

①半年~1年は暮らせる程度の貯金は確保しておく
②残りで債券や株式資産を購入していく。
③債券(利率は低いが株式よりは価格の変動は小さい)
 ・今後の金利上昇の可能性も考慮して日本国債なら変動金利10年を選ぶ
 ・信用度の高い(有名な会社)の社債を購入する(1~2%の金利
④株式
 ・個別株ではなく、ETF投資信託を購入する(幅広い銘柄に分散投資できる)
  ※ただし手数料は0.5%以下のもの
 ・時間のリスクも考慮して積み立てで少しずつ購入

他にも金や仮想通貨、利率の良い海外債券などもありますが、初心者が複数の投資商品を持つと混乱しますので、まずは債券、株式程度から始めることをお勧めします。

 

【最後に】
残念ながら投資にも貯金にも絶対の正解というものはなく、最後は自己責任でということになります。しかし、今回の知識から、「貯金だけしていれば将来安全」という事ではないことがわかって頂けたと思います。
特に若い方はこれから50年,60年先まで生きることを考えると、貯金と年金だけで生活するのは厳しいと思います。したがって、将来を見据えて少しでも投資に興味を持って始めてみることをオススメします。

 

【将来に向けて基礎的な金融・IT知識を身に着けよう】ICカードのセキュリティ基礎知識

 

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ICカードのセキュリティ基礎知識をつけよう

【今回の説明資料の目的】
最近はICカードが普及しソニーFelica中心に非常に優秀なセキュリティを有した規格のおかげでカード自体への対策より、フィッシング詐欺などの「人間に対する」セキュリティがニュースで取り上げられている。

しかし、「スキマー」と呼ばれる犯罪者たちも日進月歩で技術を磨いており、強引にICカードの情報を読み出す方式を検討している

今後マイナンバーカードが普及し免許書や保険証と連携が行われれば、それを狙った犯罪も増えると考える。
そのためにも、最低限の知識と対策についてシステムエンジニア目線で記載してみる

 

【概要】 

ICカードはどのようにセキュリティを保っているのかご存じだろうか。
一つはカード内の情報を暗号化することで、そのまま読みだされても利用できないようにしている。(そのためパスワードにより複合化が必要になる)

もう一つは、無理に読みだそうとすると「壊れるように」なっていることが重要となっている。

ICチップに色々な電流波形を流して、暗号鍵を特定しようとした場合に、ICチップ自体が壊れてカードとして使い物にならなくなったりするのがその例である。

 

【どのように狙われるのか】

接触型のセキュリティとしてはリモートで情報を読み取り、それを利用して偽造カードを利用することが一般的。
金融庁のHPでは、平成28年度~30年度で概ね1年間で300~400件程度となっておりそれほど大きな問題にはなっていないようである。

 

【なぜ対策が必要なのか】

現在は誰にどんな目的で個人情報が利用されるかわからない。単に自分のカードが使えない程度で済めばよいが、情報によっては会社や家族に迷惑をかける可能性もありうる。

 

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カードを狙われたくないので対策をしましょう

【具体的な対策】

私が考える、ICカードで素人でも可能な対策は以下の通り

 

ICチップ内蔵カードに切り替える

危険なのは「古いカードをそのまま利用している」ことである。最近のカードはほぼICチップ内蔵型だが、当然昔のカードならチップが内蔵されていないものもある。
そのため、まずは、自分あるいはご家族(特に年老いた親)の通常使うカードを確認しよう。ICチップが内蔵されていなければ、手続きをして最新化することをお勧めする。

 

携帯やカードのスキミング対策
カードの種類によりますが、ICチップもなくデータ暗号化されていないようなカードをもし使っているなら、カードケースが有効になる場合があります。
最近はアルミなど金属のケースもありますので、一度見てみるとよいと思います。アルミなどの通電性の高い金属は読み取ろうとした磁力を熱に変換したりすることで邪魔をする効果が期待できるといわれています。
利便性が多少損なわれると思いますが、違和感はそれほどないと思います。

 

 

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基本的に最近のカードは安全です

【あとがき】
最近のカードは、暗号化技術も進み、過剰に心配する必要はありません。ただし、今後は必ず安全という事は言えません。犯罪者側の技術が進めばある日突然読み取られるという事もあるのです。そのため、今後マイナンバーが普及して重要なデータを持つカードを利用するときには、上記のような基本的な知識だけでも知っておくことは重要になると思います。

仕事でメンタルを壊した経験から伝えたいこと(あなたには早めに気付いてほしい)

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メンタルを壊しやすい状態や考え方があります

【概要】 

私は20年近く前にメンタルを壊して、「パニック障害」になりました。今ではほとんど日常生活に影響ないくらいまで回復しましたが、当時は電車で一駅乗るのも難しく、苦しい日々を送りました。そんな経験から皆さんにメンタルを悪くするポイントを伝えておきたいと思います。

 

①自分に自信があるときが危ない

仕事に慣れてきて自分が「ある程度できるようになった」と思っているときが危ないです。私の経験ですが、当時20代で、ある程度仕事も覚え、資格試験とかにも積極的で人事から「この資格とったのはあなたが一番はやかった」とか言われて浮かれてました。

でも、本当に実力のある人は自分より年下でも責任ある立場となり、人を抱えて客先と厳しい交渉を進めるなど、頭角をあらわしており、振る舞いも違いました。

その人の周囲の自社のメンバーや客先から見れば、私は単に「言われたことをやる人」でしかなく、仕事のできない人だと言われていると他の人から聞きました。

自分に自信があっただけに、それを聞いた時のショックは激しかったと記憶してます。

 

②休まず働くことが「えらいこと」だと勘違いしている。

当時私は1年間で夏季休暇含めて3日しか休暇を取りませんでした。連続21日働いたこともありますし、代休も取りませんでした。平日も当然サービス残業でしたが、それが「えらいこと」だと勘違いしてました 。自分は頑張っている、会社に貢献しているという思いが強く、結果より「休まず働くこと」自体が目的になっていたと思います。こういった、自己満足による勘違いがより極端な行動につながってしまいました。

 

③相談することが恥ずかしいと考える

 最初は「メンタルの病気」であるという自覚がなかったので、「電車に乗るのが怖い」という状況を人に話すこと自体が恥ずかしいと感じていました。
そのため、上司にも相談できず、無理に通勤していたことで余計悪化したと思っています。メンタルを壊すことは何も珍しいことではないとか、後で知りましたが、当時はとてもそれを他人に相談する余裕もなかったし、どんどん追い込まれていきました。

 

【あとがき】 

上記のような、考えを持っているとメンタルを壊しやすいです。
まずは、自分を知り、無理しないことが重要です。また悩みがあれば家族や友人あるいは、ネット上の仲間でもよいので相談することで少しずつ改善することもありますので、まずは誰かに相談してみてください。

 

【資産防衛についての考え方】初心者向けコロナ環境で資産防衛ノウハウ3選

【概要】

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資産の防衛って何をしておけばよいの?

2021年4月時点で、金融緩和により市中にお金がばらまかれ、株式やゴールド、仮想通貨まで様々な資産が値上がりし、現金の価値が下がっているように見えています。
そのため、資産防衛のためにはどうしようか考える際の参考になればと思い本資料を作ってみました。
現金で持っていた方が安全という考え方もありますし、インフレに備えて投資した方が良いという考え方もありますが、まずは基本的な知識と防衛方法をご紹介します。

【主な資産の特徴】

 ①現金

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資産としては日本円が基本

この記事では「円」を現金として位置づけます。ドルやユーロなど海外通貨も色々ありますが、海外通貨を基準にすると「為替」と各国の事情に左右されることもありますので、わかりやすく円だと考えてください。円は基本的に「安全資産」と言われており、現時点では信用度は高いです。ただし、将来にわたって円が安全資産であることが保証されているわけではありません。

 

②株式や投資信託

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投資先次第の資産

これらは、投資先の状態に依存して価値が変わります。インフレなどの需給も影響しますが、基本的な考え方は「投資先の成長(成長期待含む)」により値段が上下します。例えば、大ヒット商品を作ったとか、将来性のある事業を始めたときに値上がりするものです。
逆に投資先の信用が落ちれば値下がりして、最悪はほぼ価値がなくなるケースもあります。一つの企業ではなく国や業種のような大きな単位で数十年の長い目でみれば、経済は常に発展しているので、その恩恵を受けられることは、資産には大きなサポートになります。

 

③ゴールドや仮想通貨

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最近は仮想通貨が「デジタルゴールド」と呼ばれることも

ゴールドと仮想通貨は必ずしも信用度や値動きはおなじではないですが、資産の性質で考える際に同じような性質を持つのでひとくくりにしました。
これらは、主に「需給」と「インフレ」により主に価格が変動します。
「需給」とは、希少性が高いので買いたい人が多ければ値上がりし、少なくなれば値下がりします。 「インフレ」とは貨幣の価値が下がれば相対的に値段があがります。
そのため、現在のようにコロナ環境でお金をばらまいていると「貨幣の価値」がさがり相対的にゴールドや仮想通貨の価値があがるのです。

 

【資産を守る考え方】

①現金での資産防衛

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溶けてなくならないように「減らさないこと」が重要

金融機関に預けていても、現時点では、ほとんど増えないので「減らさないこと」を最優先に考えるべきです。そのためにも以下の点を確認しておいてください。
・手数料
入出金での手数料はもちろんですが、紙の通帳をもっているだけでも手数料とられるようになるので、条件を確認しておくことが大事です。

・放置している金融機関口座
口座は長期間放置すると権利消滅して引き出せないケース(郵便局で20年2か月放置等)もありますので、高齢のご両親などいる方はぜひ確認することごお勧めします。
ペイオフ
ペイオフ対象の金融機関なら1金融機関に1000万円までしか保証されませんので、1000万こえる場合は別の金融機関に預けることも選択肢として考えてみてください。(ペイオフ対象かどうかは自分の預けている金融機関へ確認ください。一般の銀行や証券会社は対象となるはずです。)
今後は特に体力の弱い金融機関は淘汰される可能性があります。吸収されるだけなら大丈夫かもしれませんが預金が絶対に守られる保証はありません。従って一定額をお持ちの場合はある程度の分散をしておくことをお勧めします。

②株式や投資信託での資産防衛

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こんなプロの人たちと戦えますか

まず、株式などの取引は「プロと同じ土俵」で戦うことになることを忘れてはいけません。そのため、値上がりで自分は儲けられるなどと思わず、「投資先企業の一部を買って利益を分けてもらう」と考えるとわかりやすいと思います。
そのため、長期積み立てで価格自体の値動きに一喜一憂せず、その企業の成長と利益からの配当をうけとって年数%でも利益がでればと考えることが重要です。
値下がりのリスクへの対策は「多くの違う種類の企業」に投資することです。面倒であれば、全世界の様々な企業に分散投資してくれる投資信託ETFもあります。
毎年3%ずつ福利で増えれば20数年後には元金は2倍になりますので攻めの資産防衛となります。

※備考
当然銘柄選びや色々な手数料もありますので、そのあたりの情報も必要になりますが、まずは初心者向けなので、ここでは割愛します。

 

③ゴールドや仮想通貨

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金は価値を保存する

この資産は「資産価値を相対的に保存する」ということに役立ちます。
つまり、現在1万円分の金を購入したとします。そして数年後例えば日銀の金融政策失敗が原因でインフレにより10万円が現在の1万円の価値しかない(例えば肉1キロが現在1万円なのにインフレ後は10万円となる)とします。

その時、現在の1万円分の金を持っていれば、暴落後の10万円と交換できるという理屈です。そのため、「万が一」に備えるという意味で資産をゴールドや仮想通貨に換えておくことが資産防衛の基本的な考え方です。

ただし、高価ですし、特に仮想通貨は変動幅も大きいので、少額(自分の資産数%)にとどめておいた方が無難です。

 

※備考
ゴールドは積み立てなどでは手数料が高いケースもありますので注意してください。

また仮想通貨はビットコインが主流で将来は今の数十倍にもなるという人もいますが、他にも多数の仮想通貨があり、各中央銀行も他の通貨を検討しておりそれにとってかわられると暴落の可能性もありますので、十分注意してください。

 

仮想通貨に関しては説明ブログを別に作ってあるので参考にしてください。

bluesky3515.hatenablog.com

【あとがき】 

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資産を増やすことばかりに目が行くと「資産防衛」がおろそかに

増やすことばかりに目をとられて、資産防衛を忘れてはいけません。
しかも、これからの時代は特に情報がカギを握ります。コロナにより一気に時代の流れが速くなり、それについていけないと、適切な資産防衛はできません。
「通帳を持ってるだけで手数料がかかる」、「円やドルなどの既存通貨の価値が下がり仮想通貨が相対的に値上がりする」などは情報を得ていないと対処できません。


記載内容とは反対の意見のお持ちの方もいるとは思いますが、少しでもこの情報が皆様のお役に立てれば幸いです。